店主は、坂崎英司(さかざき えいじ)さん。7坪ほどの小さな「うどん」の小売店ですが、ここに至るまでに大きな願いがありました。
始まりは、突然の体調不調。
高校を卒業し、入社した製造業の職場でバリバリ働いていた坂崎さん。25歳のときに突然体調を崩し、あれよあれよと体重が10キロも減少することに…。
大きな病院で検査を受けたところ、クローン病と診断されました。「あ、そうなんや。」と、聞いたこともない病名に、悲観することもなくただ感じたそうです。そしてすぐに入院。3ヶ月入院後、一度は職場に復帰したものの、3年目に再入院となり、職場を解雇されるという厳しい現実を突きつけられます。
“食べる意欲”を失って。
転々とアルバイトを続けながら、厳しい食事制限のある毎日。乳製品もだめ、刺激物、油っこいもの、繊維質の多いものもだめ…。じゃぁ何を食べたらいいんだ!と思いながらも一人暮らしで食事に気を遣いきれず、だんだん食べる意欲がなくなっていったという。そんなときフラッと立ち寄った「うどん屋」の”ぶっかけうどん”が、食への価値観を変えてくれた。「うまい…」本当に、久しぶりに、そう感じたのです。 「やはり、食べること。は大切ですね。旨いっていいな。と思い直したのです。」
自分が食べられるものを、自分で作りたい。

その店でうどんの打ち方を教えてもらうことになり、「さぬきうどん」の研究が始まる。さらに、強すぎるコシは自分のような闘病中の人には合わないことに気づき、硬い=コシがある、ではなく、うどん本来のコシ…、柔らかいけど延びる、延びるけど張りもある…、を目標に修行を積み重ねます。その中で得たのが「名古屋打ち」という技法です。延びが良く、硬くなく、それでいたツルリとした張りが特徴です。
材料は水・小麦粉・塩だけ。小麦粉に水と岩塩を入れ、20分間こねた生地を1時間半寝かせ、30分ほど強く足で踏む。さらに寝かせること2時間。弾力が出てきた生地を手で円を描くように押し込む作業を2度繰り返す。
名古屋打ち特有の「まるけ」という工程で、うどんのコシが増すという。もう一晩寝かせて完成です。
素材がシンプルな分、調整が難しいという。温度・湿度にも気を配り素材のコンディションに合わせてうどんを打っていく。
「面倒くさいといえば面倒くさいことが多いうどん打ちですが、手を抜かないこと。簡単そうですが、それがうどん作りの秘訣です。」
病気だからって、何もできないことはない。

「病気だからって仕事ができないわけではないですよ」。ご自身の面白いという気持ちのままに歩んできたという坂崎さんですが、地元の方がお店のチラシをポスティングしてくれたり、良いパートナーや、たくさんの方に支えられているそうです。 「本当に、人には恵まれてきました。感謝の気持ちでいっぱいです」と語ってくださいました。
お話を伺っている間、近所の方が何人も うどんを買いにこられてました。じんわりと坂崎さんの熱意が街へと広がっていくのでしょうね。今後のご活躍&体調の維持を願っております!(ミケ)

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いただいたうどんを早速食べてみることに!これが麺→
手応えもしっかりしています。食べる前なのに美味しそう~。

たっぷりのお湯(1人前あたり1リットル)を沸かし、ほぐしながら麺を入れる。再び沸騰したら11~12分ゆでます。薬味をたくさん乗せていただきました。
ツルツルしてるのに硬くなく、とっても美味しくいただきました。

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| 店名 | 手打ち 麺工房 さかざき |
| 住所 | 岐阜市殿町二丁目18-3 有楽荘 |
| 電話 | (058)377-3119 |
| 営業時間 | 10:30~売切れ仕舞い 定休日:毎週水曜日 |
| ホームページ | http://planning-i.com/udon/default.htm |
▼お店へのアクセスは
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行ってきました~!。そして、今さっき、うどん食べました!うっうまい!ですよ、まじで。2玉いっちゃいました。今日は、仕事で大垣にいく予定があったので、途中で寄らせていただきました。さかざきさんとは食事の話題(体調が・・のときは、うどんや親子どんぶりばっかり食べていたとか^^;)で盛り上がり、そして、色々と過去のことを思い出してあれこれ考えるより前向きに行こう!という気持ちが行動になっているあたり、バッチリでしたね。今日は釜揚げでいただきましたが、今度は関西風のうどんだしでいただきますね!